Tuesday, May 14, 2013

「資源・チャイナ スーパーサイクル」の終わり

日米株価を今更買い煽ってもしかたがないので、今回は、見つけにくくなった売りアイディアについて。


今年になって何度も言っているが、2000年台初頭から続いてきた資源と中国の好循環サイクルの終了が実現しつつあります。

特に金は、主要産出国の南アフリカで、原価割れ生産に陥ったようです。

http://live.wsj.com/video/south-africa-may-soon-be-producing-gold-at-a-loss/A8361924-200D-4791-A379-94D13FF66B9B.html?mod=WSJ_article_outbrain&obref=obnetwork#!A8361924-200D-4791-A379-94D13FF66B9B


金だけでなく銅も銀も似たような状況です。

豪州の資源メジャーであるBHPやRio Tintoは、今年の投資を3割も減らすようです。

資源の主要な消費国である中国の成長が止まり、中国の二桁成長がないと経済が立ち行かないブラジルやカナダや豪州や南アフリカは、今年以降、少なくとも成長は鈍化するでしょう。

中国成長鈍化→コモディティ鈍化→BRICS鈍化→新興国(中国、韓国含む)ファンドからの資金引き上げ→中韓経済悪化→コモディてl悪化。。。。


当然、資金は先進国特に米日欧州の主要経済に向かています。

これに、米国QEの終了の開始が重なるとどうなるか。


アジア株トレードへの意味合いとしては、

中国系の怪しげな資源関係銘柄は全て空売り(可能なら)で間違いない。買いだめ在庫の減損をまだ全然やっていない可能性が高い。

開発業者向け産業財を扱う企業の株は売り。キャタピラやコマツなど。

インフラ系は、元々政府相手の商売なので、それほど痛まないだろうが、相手国経済の鈍化の影響は受ける。

香港など米ドルペッグの市場は売り。特に、香港の不動産銘柄は全面ウリで間違いないでしょう。

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