Thursday, March 28, 2013

1月5日に、レアアースについては禁輸とか市場支配などという馬鹿げた発想を実行してしまう中国共産党支配の中国本土が完全なる負け組みであると断定してしまったが、そのとおりの展開になってきた。

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20130329-00013478-toyo-column


残念なのは、過剰反応して過剰在庫を抱えてしまった一部日本の業者も負け組みとして名を連ねそうな展開なことである。

インテリジェンスをもう少し磨いたほうがよいのではないか。

それにしても、この中村氏の発言は非常に真実をついていて、Market axiomとして記憶に値する。
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なぜ市況は高騰から一転、暴落したのか

 いったんは国際相場の上昇で、アメリカのモリコープのマウンテンパス鉱山やライナスのマウントウェルド鉱山が稼働し始めたが、中国の行き過ぎた価格操作の影響が裏目に出て密輸が横行し、とうとうレアアース市場の需給が完全に崩れて、市場の秩序そのものを崩壊させてしまった。

 結局、利益を手にしたのは投機筋(スペキュレーター)だけだった。中国では真面目にやってきたレアアース鉱山や精錬工場も、一時的な浮利を手にしたが結局は大損したのだ。もちろん、日本の輸入業者や問屋や需要家も安定供給不安のために厚めに在庫を持ったことが裏目に出た。中国政府の判断ミスの罪は重いといわざるを得ない。過去の例をみても、金属市場に政府が介在して価格操作をしてうまく市場が機能したことは一度もない。まさに、欲の皮の突っ張った人間の「業の世界」といわざるを得ない。

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